「冠紗(cansa)」は、故人の顔という「人生の記録の象徴」を、完全に覆い隠すのではなく、半透明の薄絹で優しく包み込むことで、その尊厳を守りつつ、安らかな旅立ちを見守るためのものです。これは、「亡くなった方自身がどう感じるか」という視点に立って創造しています。冠紗(cansa)は、単なる覆いではなく、故人への感謝と愛情を込めた、「思いやり」の形のご提案です。
顔冠紗cansa
お顔を保護し その人の尊厳を守ります
「冠紗(cansa)」は、故人の顔という「人生の記録の象徴」を、完全に覆い隠すのではなく、半透明の薄絹で優しく包み込むことで、その尊厳を守りつつ、安らかな旅立ちを見守るためのものです。これは、「亡くなった方自身がどう感じるか」という視点に立って創造しています。冠紗(cansa)は、単なる覆いではなく、故人への感謝と愛情を込めた、「思いやり」の形のご提案です。
a1:冠紗(cansa)は、故人の顔にやさしくかぶせる半透明の薄絹です。これまで使われてきた白い布とは異なり、棺に納めた後も外すことなく、故人のお顔をそっと包み続けます。
a2:従来の白い布は、主に衛生面やご遺体の変化を隠すための実用的な意味合いが強いものでした。一方、冠紗(cansa)は、故人の「尊厳」を最優先に考えた新しい選択です。顔は故人の人生そのものを象徴する大切な部分であり、それを完全に覆い隠すのではなく、半透明の薄絹で包み込むことで、故人自身の尊厳を守り、安らかな旅立ちを見守りたいという願いが込められています。
a3:故人にとっては、圧迫感がなく、安らかに旅立てるという精神的な安らぎがあります。ご遺族にとっては、故人の安らかな面影をそっと感じながらお別れができるため、心穏やかなお見送りをしていただけます。顔を完全に隠すことで生じる違和感をなくし、故人への感謝と敬意を深めることができるでしょう。
a4:私たちは、故人の顔は「その人の象徴であり、アイデンティティであり、人生の記録の象徴」だと考えています。半透明の冠紗(cansa)は、完全に隠すのではなく、薄く覆うことで、故人の個性や面影を大切にしながら、人目に触れることによる負担からお守りします。これは、故人が現世との別れを穏やかに受け入れ、自己の尊厳を保ったまま旅立つことを願う思想の表れです。
a5:他社のエンディングベールの多くは、従来の白い布の代わりとして、「ファッション性」や「見た目のおしゃれさ」に重点を置いて作られています。それに対し、冠紗(cansa)は、故人への深い「慈しみと敬意」という明確な思想を背景に誕生しました。
【思想と目的】
【素材へのこだわり】
冠紗(cansa)に用いられる上質な絹(シルク)と、一般的なエンディングベールに使われるポリエステルでは、特に火葬の際に大きな違いが現れます。これは、故人様への配慮だけでなく、環境への影響、そして何よりもご遺骨の美しさに関わる大切な点です。
特徴 / 素材 | 絹(シルク) | ポリエステル |
火葬時の燃焼 | 燃焼が非常に早く、クリーンです。灰になりやすく、ほとんど残留物が残りません。 | 燃えにくく、高温で溶けて液状化する性質があります。燃焼に時間がかかり、不完全燃焼を起こすことがあります。 |
環境への影響 | 燃焼時に有害なガスや二酸化炭素の排出が極めて少ない、環境に優しい素材です。自然由来の繊維であるため、地球環境への負荷を低減します。 | 燃焼時に多量の二酸化炭素や窒素酸化物などのガスが発生する可能性があります。これは地球温暖化の一因となるほか、火葬場の設備にも負担をかけることがあります。 |
ご遺骨への影響 | ご遺骨を汚す心配がほとんどありません。 純粋な灰となり、ご遺骨本来の清らかさを保ちます。 | 溶けたポリエステルがご遺骨に付着し、黒いススや油状の汚れとなって残ることがあります。また、ビーズや樹脂などの装飾品が付いている場合は、それが溶けて遺骨を汚損する可能性が高まります。 |
故人への配慮 | 自然素材の優しさが、故人様を安らかに包み込みます。ご遺骨を清らかな状態で残せるため、「旅立ちの尊厳」を最後まで大切にすることができます。 | 環境負荷やご遺骨への影響を考慮すると、故人様への最後の配慮として、最適な選択とは言えない場合があります。 |
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