冠紗(かんさ)は冠のように頭に載せて装着するお顔のベールです。敬いと顔の尊厳を守るためのものです。一人の人生の終わりにおつけいただく尊い一枚は、絹と金糸とハンドメイドでおつくりします。


旅立ちに欠かせないアイテム

絹の冠に絹の紗を合わせた、これまでにない顔のベールです。冠紗(かんさ)と名付けました。冠紗は立体造形を特徴とし軽量で顔を明るくきれいに見せます。
形状特許出願中

故人の気持ちを大切にしました

やつれた顔や寝顔を人に見られたくない故人の気持ちを思い、冠紗(かんさ)はうす絹を二重にかさねています。内側の一枚はその方のプライバシーを守るベール、外側の一枚は家人がお別れのときにめくれるベールです。ベールは棺の中でも外しません。

空気中の埃から顏を保護します

静かな部屋でも目に見えない埃が舞っています。通夜や葬儀で人が出入りすると埃は増します。冠紗は仰向けに寝かされた顔にかかる埃から顏を保護します。

顔色の変化を隠します

息を引き取った瞬間血液の循環が停止し、皮膚の色が蒼白になったり、死斑が出たりと顔色が時間の経過とともに変わっていきます。安置する時間や環境によって少しづつ緑ががかった灰色に変化するとされています。冠紗は絹の光沢でマイルドに顔を包み顔色の変化を隠して故人の品格を守ります。

冠の裏面にポケット

ポケットは、個人の想いや家族の想いを偲ばせることができるように設けました。お守りや言葉や写真など思い思いのモノを入れてお守りにすることができます。

冠の表に金箔のお守り

金は古来から魔除けとして身につけられました。金の絲京都のベールには、天国までの旅のお守りとして、天使の羽の金箔を施しています。

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