制作の背景

絹と金糸でつくるエンディング衣装とは

エンディング衣裳は人生の最期に着る衣です。これまで亡くなった人が着る衣装は白衣とか死装束と呼ばれる白い着物が普通でした。死装束はの家族や身近な人によって葬儀社に依頼したり、通販で購入されています。最近は白だけでなく色物や柄、デザインもワンピース型やローブ型もでています。ほとんどはポリエステルでつくられています。価格は5千円程度から30万円代までと幅広い価格帯です。病院で亡くなる場合は本人に準備がなければ浴衣が着せられます。最近は浴衣のまま納棺するケースも増えています。また亡くなった人が好きだった着物や服を着せたり棺に納めたりされます。このように亡くなる人の姿は多様で決まりはありません。大抵、最期の衣は残された家族に任されています。新しく京都で誕生した「絹と金糸でつくるエンディング衣装」はこれまでと何が違うのでしょう?絹と金糸の衣装を提案する「金の絲京都」は単に衣装というのでなく思想があることが従来の衣装との違いです。”個人の人格を尊重し、その方の人生に敬意を払い、尊厳を守る”ことを理念に、絹と金糸と手仕事で尊厳と敬意を衣装に表現するのです。人生の最期の衣装だからこそ、そこに意味と価値を持たせ現代を生きた人の旅立ちに相応しい洗練された品格のある美しい衣装の提案と掲げています。最期の衣装だからこそ人任せでなく自分のために選んで欲しいと考える金の絲京都は、新しい世界への旅立ちを予感させるこれまでにない提案をしています。金の絲京都が考える最期の衣装は、癒しと夢と希望なのです。見送る側にも美しい記憶が残るようにという想いの衣装が絹と金糸でつくるエンディング衣裳です。

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