私たちの理念

「金の絲京都」は、単なるエンディングの衣裳ではなく、思想と定義をもった“ブランド”として誕生しました。
私たちの根底にあるのは、「その人を尊重し、その尊厳を守り、その人生に敬意を表す」という思想です。その理念をかたちにするために、「絹」「金糸」「手仕事」という素材と技法にこだわり、衣裳を丁寧に表現しています。
従来の“面布(メンプ)”や“死装束”という呼称ではなく、顔の尊厳を守るためのベールを「冠紗(かんさ)」、衣は「想衣(そい)」と、私たち独自の言葉で表現しています。
「冠紗」は、頭に載せる薄絹のベールで、限りある命を生き抜いた証として、金の輪を冠に見立てたヘッドパーツに絹のベールを取り付けています(特許出願中)。
「想衣」は、〔オーダーメイドの絹ローブ〕と〔着物リメイク/オーダーメイド〕の二つのカテゴリーを設け、どちらも着る人にとって意味と想いのこもった、特別な衣裳を提案します。
私たちは、「人生の最終章に憧れと誇りを纏う」ことを叶えるブランドでありたいと願っています。


私たちの目的

昭和・平成・令和という三つの時代を生き抜いた70代・80代の方々を、私たちは「レジェンド世代」と呼びます。
その一人ひとりの足跡が、今の豊かな時代を築いてきたことに敬意を込め、どのような人生であったとしても、自分の人生に誇りを持っていい——そんな想いが「金の絲京都」の思想と衣裳の定義につながっています。
私たちは「衣裳の力」で“死”への不安をやわらげ、心に安堵をもたらし、残された時間を前向きにとらえるきっかけとなることを願っています。そして、ひとり一人に意味のある、「愛と絆と夢」のこもった衣裳を提案していきます。


私たちの独自性

「金の絲京都」は、高齢者を「レジェンド世代」と呼び、従来の白布(面布)や死装束に代わる新しい言葉とかたちを創出しました。
顔の尊厳を守るベールを「冠紗(かんさ)」、人生の物語を纏う衣を「想衣(そい)」と名づけ、「絹」と「金糸」に限定し、すべて手仕事で丁寧に仕立てています。
「金の絲京都」は、敬意と美意識を込めた、唯一のエンディング衣裳のブランドです。


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