フィロソフィ

わたしたちは人生の終焉の衣裳をつくるにあたり、「旅立つ人の全てを尊重し、尊厳と品格を守り、その人生を敬う」ことを最も大切にしています。わたしたちは人の象徴である「顔」の尊厳を守る「冠紗」を創造し、終焉の衣裳の欠かせないアイテムとしてご提案いたしました。

高齢者や後期高齢者と呼ぶのではなく、昭和、平成、令和を生きてきた戦中戦後生まれの人たちを、深い敬意を持って『レジェンド世代』という言葉で表現します。レジェンド世代の人たちは、経済の成長と崩壊、技術革新と自然災害と、世の中の変化に対応しながら、自分らしい価値観を大切にし、多様性を認めることができる世代です。青春を謳歌し、平和を愛し、音楽を愛し、漫画をカルチャーにしてしまった世代です。名もなき一人一人の足跡が豊かな時代を創りました。
わたしたちは三つの年号を超えてきたレジェンドたちの、人生のラストシーンに相応しい衣裳をつくります。

死装束や白衣と呼ぶのではなく、私たちは『想衣 そい』という言葉で表現します。『想衣』は「想い.愛.絆.敬意」という考えを基に、来世という未来に旅立つ人に「夢」の衣裳をご提案いたします。

わたしたちは、高齢者や死装束という呼び方を、『レジェンド世代』『冠紗』『想衣』という深い敬意を表す言葉選びからこだわりました。そして『冠紗』『想衣』は、絹と金糸と手仕事で表現することが、ポリシーです。
＜冠紗：特許出願・商標登録　想衣・商標登録＞

金の絲京都は火葬時の環境の汚染に配慮して、CO2やガスを排出する化学繊維やビーズ飾をつかいません。