着せる人にも旅立つ人にも配慮して…

一般の死装束は胸に綿を詰めて着せます。素材によっては身体のラインが目立ち寝間着のように見えてしまうこともあります。また、故人のお気に入りの服を着せる際、硬くなった腕を無理に動かしたりハサミで切ったりして着せます。私たちは、故人様の身体に負担をかけずに着せることができ、寝姿の気品を保つことを一番に考えておつくりしています。

お一人お一人の人生に敬意を表して金の糸で仕上げます

私たちは、着物の汚れや埃を刷毛で丁寧に掃い、蒸気アイロンで整えることから始めます。目立つ汚れやシミは金糸で隠すこともあります。それでも残るシミはその方の人生の一部と尊くとらえています。一針一針、金の糸で縫っています。

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